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2010 AUTOBACS SUPER GT 公式テスト

GT300クラス
86 JLOC ランボルギーニ RG-3
GALLARDO RG-3 (ZHWGE) / 07L1

開催日程
2010年3月5日(金)〜3月6日(土)

会場:鈴鹿サーキット


新たな気持ちでいざ開幕へ!

2日間のテストで、関東在住のドライバーとマネージャーで、テスト前日に鈴鹿サーキットへ向かった。
車は2台に分かれたが、新しくチームメイトとなる予定の選手と同じ車で話をしながら、僕の運転で高速を走る。
ガイヤルドに乗ることにも不安があるし、エンジニアも全て変わりうまくやれるだろうか不安だった。

昨年までの数年間はSUPERGTにムルシエラゴで参戦していたので、ガイヤルドに乗る機会は殆どなく、先月のメーカーテストが実質初めてのドライブだった。
鈴鹿についてからは、シート合わせをして、再度一通り操作の説明を受けた。
操作類はムルシエラゴと反対のスイッチ類などもあって、慣れるまで頭が混乱するなぁ・・。
前回の走行の印象では、イメージと違いとても難しい車で、今年は一年中苦労しながらのシーズンを覚悟した。

初日の走り始めはウェット。
前回のイメージ通り、車が跳ねるし、とても怖い。
跳ねたときグリップを失う感じがして攻める気持ちにならない。
その横を、もう一台のガイヤルドがさっそうと僕のガイヤルドを追い越して先へ行ってしまった。
追いかける気持ちも起こらずPITイン。

ドライへ向けて待機することとなった。
前回ドライブしたときは、中古の酷い状態だったが、路面が乾いてからドライで初めて新品タイヤを履いた。
いくつか試したサスペンションのアジャストが、思った以上に車に変化があり、ガイヤルドを初めて攻めて走った。
いろいろな要素が組み合わさって、相対的にタイムが出た。午前中をトップタイムで終えることになった。

チームメイトも順調に走り、午前の走行を終えた。
午後は、燃料を積んだが、急にフィーリングが変わり、僕の苦手な傾向の車だった。
ストレートも他車と比較する機会に恵まれて注意深く観察していたが、トップとはまだ差があると知った。
トップの車両を除き他のチームがまるで手の内を隠していくなかではあるが、総合5番手で初日を終えた。

2日目の走行は、生憎の雨。
初めて履く、去年から変わったもう一つのファクターであるタイヤメーカー、ハンコックのレインタイヤを初めて体験する機会だが、
車とのマッチングのバランスがまだずれていた。
全てはバランスのズレがあるだけなので努力をしたいと思っています。

午後の走行は、新しく入った選手等に走行時間を譲り、僕は見学という状態。
インフォメーションは、各ドライバーが似てるところだし、
いろいろな別の意見も出て、各エンジニアにはとても良いデータとなったと思います。

開幕戦まで、いよいよあと10日。
まだまだ手探りな状況の中で、今シーズンに期待がもてる開幕戦になればと祈ってます。
同じチームの中ですが、まるで昨年と別の体制で始める2010シーズンは最初からダッシュというよりは、徐々に理解を深めて、シーズン途中には調子を上げていきたい。
テストの意味合いも含めての開幕戦となりそうですが、もちろんチームの為ベストを尽くします!