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2010 AUTOBACS SUPER GT 第3戦 FUJI GT 400km RACE

GT300クラス
86号車
JLOC ランボルギーニ RG-3

開催日程
2010年5月1日(土) 公式予選
2010年5月2日(日) 決勝レース

会場:富士スピードウェイ (静岡県駿東郡)/レーシングコース(4.563 km)
天候:予選/決勝 晴れ
気温:決勝日 23度
路面温度:-
決勝レース:88周(401.544 km)
観客:53100人(主催者発表)

予選10位
決勝16位

チームJLOC  http://www.jloc-net.com/index.html
SUPERGT   http://supergt.net/jp/


苦しい予選・レースとなるも粘りの完走。課題解決への糸口を探る展開

土曜日
公式練習

性能調整としてGTアソシエーションから言い渡されたレギュレーションに沿って、リストリクターを縮小してこのレースに臨んだ。
デフ、ジオメトリー、ダンパーにいたるまで、この分を取り戻すべくメンテナンスガレージのある、5ZIGENのファクトリーで沢山調整をしてこのレースを迎えた。
走りはじめから限界地点でオーバーステアの症状で、自分のスタイルに合わないと直ぐに察した。
タイヤの比較など必要なメニューを消化していく段階で、少しずつ問題が解決されることもわずかに期待していたが、基本的な車の動き方、に大きな違いはなく、またストレートスピードも想像以上にトップと差があり、下位に沈んだ。

予選
今回は元気の良い関口選手に任せた。
レースの世界でエンジニアとは、サッカーで言うところの監督の立場。
走る順番もエンジニアが決定したことに僕が従った形。
ランボルギーニ勢は総じて下位に沈む中、10番手を得られた。これは頑張ったと思う。

日曜日
決勝
今回400KMといつもよりも長いレース。
ドライバー交代も1回多い。
ロング、ロング、ショートに分けて走りきる作戦になった。
関口選手がスタートを担当し、12番手前後を走行して実質順位をキープしピットイン、ドライバー交代となる。

僕がコースに戻った時は前に87号車、その前を88号車と、3台続けてランボルギーニ。
87号車が最終コーナーではらんだところで一つ順位を上げた。
相変わらず3台続いて僕のスティント最後まで走行となった。
87号車、88号車はリストリクターダウンの替わりにウエイトを積み、ストレートはより速く、パスすることは容易ではなかった。

最後のショートスティントを4輪タイヤ交換し関口選手がフレッシュな状況で良いペースで周回した。
87号車に追いついてゴール。
決勝の結果も、結局15位〜17位にランボルギーニが並んだ。

昨年までのムルシエラゴは100kgも重かった事を考えると、まだ努力が足りないのかもしれないが、夏場を迎えるとエンジンパワーが無くなったり不安定な要素もある。
状況を改善できる様にチームが同じ方向に向いてベストを尽くしているかどうかが凄く大事だと思う。
それぞれが別の意見を持っていてもチームは同じ理想と目標を共有している筈だから。
一歩ずつ目の前の課題をクリアしていきたい。

セパン以降の暑いレースも応援宜しくお願い致します!!